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沖縄そばって?

| 2021.11.03

沖縄と言えば沖縄そば。

お店や地域によってカツオだしや豚骨スープの香りが違ったり麺が細かったり平らだったり、

肉がのっていたり、豆腐がのっていたり、野菜がのっていたり、ホルモンがのっていたりします。

そんな沖縄そばのこれを見れば広く浅―く知れる!をまとめてみました。

 

【歴史】

沖縄そばの起源には諸説あり、14世紀後半に明から伝わった説、15世紀に明から訪れた冊封使によってもたらされた説など様々です。とりあえず、「そば粉を使わずに、かん水を加えて作る麺」という事から中国から伝わったものということは間違
いなさそうです。
伝わって来た頃は、小麦粉は非常に高価だったため、王族や貴族、一部の特権階級の人間のみに食べられていたと考えられます。沖縄そばが庶民の間で楽しまれるようになるのは、明治時代に中国人が那覇で支那そば屋を開業したのが始まりです。
その後そば屋で働いていたという比嘉さんが「ベェーラー」そば屋を開き、その後様々なそば屋さんが創意工夫しながらお店
を開いていきました。沖縄そばは戦前まで「支那そば」「唐人そば」と呼ばれてましたが、戦後に「沖縄そば」と一般化され、「そば」または方言で「すば」と呼んで常食していました。

そんな日常食として県民に親しまれていた沖縄そばに大きな事件が起こります。

本土復帰4年後1976年に全国生めん類公正取引委員会から、蕎麦粉を使っていない沖縄そばを「そば」と表示するのは規約違反ではないかと指摘がありました。しかし、沖縄生麺協同組合は「そば」の呼称は伝統的・慣習的なものである旨を何度も交渉し
その結果全国で使用できる「本場 沖縄そば」の名称が1978年10月17日に正式認可されました。

ちなみに今では10月17日は沖縄そばの日となり、
様々なお店でじゅ-しー(沖縄の炊き込みご飯)のおまけや割引などのサービスがあります。

 

【沖縄そばの地域の違い】

沖縄生麺協同組合では、・沖縄県内で製造されたもの・小麦成分など12項目沖縄そばの定義を定めて「本場の本物」の認定を受け、味と技を守っています。沖縄そばならではの製造工程に、茹でたあとの熱い麺に食油をまぶすというものがあります。
食油が麺の表面に皮膜をつくり、麺の保存性を高め、風味を保ちます。
歯ごたえよく、弾力と風味が楽しめる「沖縄そば」は固さや形状が地域やお店により異なります。

≪沖縄本島の北部(名護中心)≫

固めの平麺、幅の広い平麺(地域によっては太縮れ平麺)にカツオダシをしっかり利かせた濃い味のスープが主流。
具材はソーキが好まれています。

≪南部(那覇中心)≫

ややコシのある中型縮れ麺、麺は3~4mm幅の中太縮れ麺でうどんのような形状。
これに、北部や中南部よりさらにあっさりした味わいのカツオや豚肉のダシから作る澄んだスープを組み合わせます。

≪宮古島≫

長崎のちゃんぽん麺のようなストレートの細麺にあっさり味のスープの組み合わせ。
具材を麺の下に隠すのが特徴ですが、最近は麺の上に具材をのせる店も増えています。

≪八重山諸島≫

宮古島と同様に長崎ちゃんぽんのような細麺に、ほんのり甘みを感じるスープを組み合わせます。
具材が短冊切りになっているのが大きな特徴で、ピパーツという島の香辛料を加えて食べます。
八重山地方(石垣島中心)では細長丸麺が、伝統的に好まれ製造されています。

 

【沖縄そばの種類】

沖縄そばとソーキそばは一緒?

県外の人からすると沖縄そば=ソーキそばのイメージを持たれている方も多々いらっしゃるようです。
一言で説明すると、沖縄そばは三枚肉(皮付の豚バラ肉)がトッピングされたもの、ソーキそばはソーキ(スペアリブの部分を方言でそう呼びます)がトッピングされたものです。違いはそれだけで、スープや麺、その他のトッピングについては全く同じであることがほとんどです。ちなみに、てびちそばやゆし豆腐そば、そしてソーキそばもまとめて「沖縄そば」とも呼びます。

≪沖縄そば≫

 

≪ソーキそば≫
ソーキそばとは、豚のあばら骨の部分(スペアリブ)をトッピングした沖縄そばです。味付けは濃い、薄いありますが、甘辛く煮込んであり、お箸で軽く骨から肉をほろほろとほぐせるほど、やわらかく煮込まれています。 軟骨ソーキそばと言って軟骨部分も食べられるそばもあります。

このほかにも

≪てびちそば≫ 甘辛くほろほろに煮込んだてびち(豚足)をトッピング
≪ゆし豆腐そば≫ 豆乳ににがりを入れた状態から固めずに、ふわふわとやわらかい状態のとうふをトッピング
≪あーさそば≫ 海藻の「あおさ」をトッピング
≪中身そば≫ 豚ホルモン、椎茸、こんにゃくなどが入った煮込みをトッピング
≪木灰(もっかい)そば≫ 戦前はかん水が手に入りにくかったため、灰汁(はいじる)と呼ばれる木を燃やして出てきた灰を水に溶かした上澄み液が代用として利用されていた。その天然のアルカリ水、灰汁を使った沖縄そば

などがあります。
何度も沖縄そばを食べた方はぜひディープな沖縄そば探して見てください!

 

【最後に】

さて、島酒家では沖縄そばを販売予定です。

国産小麦とおきなわのもずくを使用した麺にそば出汁と三枚肉、南部唐辛子の青、アオサ、生もずくもついたセットです!
具材のボリューム満点で食べ応えありますよ。
余ったモズクやアオサは違う料理にも使えるのでかなりお得だと思います。

なかなか、外出しにくい時ですが、島酒家の沖縄そばを食べて沖縄気分に!
いつもと違った年末の年越しそばに!
今年もお世話になった方へのお歳暮に!

詳細が決まりましたら改めて掲載致します。
ご注文お待ちしております。

 
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