沖縄の宝を全国へ
島酒家オンラインショップ

ブログ

BLOG

島酒家 > トピックス > コラム > 生もずくは妊娠中に食べても大丈夫?

生もずくは妊娠中に食べても大丈夫?

コラム | 2023.05.05

生もずくは妊娠中に食べても大丈夫?

妊娠中の食事は赤ちゃんにも影響することがあるので、普段よりも気を使いますよね。
その中で、もずくは妊娠中に食べてもいいのでしょうか?と、頭を抱える方も多いでしょう。
今回は、生もずくは妊娠中に食べても大丈夫なのか?を解説します。

 

生もずくは妊娠中に食べても大丈夫

今回の記事のメインの議題として、生もずくは妊娠中に摂取しても大丈夫でしょうか?について、いきなりですが、回答します。
結論は、生もずくは妊娠中でも食べることができる食材です!
もずくには、主にカリウム、食物繊維、カルシウムが含まれており、妊娠中の方に大切な栄養を摂取することができます。

 

生もずくの主な栄養価

生もずくの主な栄養価について以下にご紹介します。

 

フコイダン

フコイダンは、海藻の中でも昆布やワカメ、もずくといった褐藻類にのみ含まれる特有のヌメリ成分です。
現在では、フコイダンの研究が進んでおり、「抗がん作用」「コレステロールの低下作用」「血圧低下作用」など、さまざまな効果が明らかになっています。

 

カルシウム

カルシウムは、骨や歯を構成する必須ミネラルの一つです。
カルシウムについては、よく知っている方も多いと思いますが、人体に存在しているカルシウムの約99%が骨や歯の形で存在しており、残り約1%は筋肉や神経、血液の中に存在しています。

 

鉄は人体に必要なミネラルの一つです。
鉄は体の中に3〜4g存在して、主として赤血球を作るのに大切な栄養素です。
鉄の多い食品は、多くの方はレバーを思い浮かべると思いますが、そのほかにも鉄を摂取することができる食品があります。(魚、大豆、海藻、貝など)

 

ビタミンC

ビタミンCは、水溶性ビタミンの一つです。
ビタミンCは、別名「アスコルビン酸」といわれています。骨や腱などのタンパク質であるコラーゲンの生成に必須の化合物です。
ビタミンCが不足してしまうと、骨や腱のコラーゲンが生成されなくなり血管が脆くなり出血の原因になります。これを壊血病といいます。その他の症状は、貧血やイライラ、心臓障害などがあります。また、ストレスや風邪にも効果的で、身体の免疫力を強める働きもあります。

 

マグネシウム

マグネシウムとは、ミネラルの一種でリンやカルシウムとともに骨を形成する働きがあり、また体内の多くの臓器の代謝の働きをサポートする機能を持つ栄養素です。
マグネシウムが多く含まれている食材はナッツや魚です。

 

食物繊維(水溶性)

水溶性食物繊維とは、腸内の善玉菌を増やしたり、脂肪酸の生成をサポートし、また腸内の環境を整える働きがあります。また、食事中の糖質やコレステロールの吸収を遅らせるため、食後の血糖値上昇を穏やかにする働きがあります。
水溶性食物繊維が多い食品は、もずくの他には納豆やオートミール、大麦が多く含まれています。

 

アルギニン酸

アルギニン酸は、体内のエネルギー産生をサポートし、滋養強壮の源となる存在として多くの方に知られている代表的なアミノ酸です。
アルギニン酸といえば、エナジードリンクに入っている成分と認識している方もいると思います。
アルギニン酸を摂取することで、成長ホルモンの分泌から筋肉増強などの効果があります。
もずく以外でアルギニン酸が多く含まれている食材は、大豆、マグロ、うなぎです。

 

もずくを妊娠中に食べるメリット

もずくは妊娠中に食べるとダメと思っている方も多いと思いますが、もずくを妊娠中に食べることで多くのメリットがあります。

以下にご紹介します。

・糖尿病予防
・便秘予防
・サラサラ血液
・関節痛予防
・免疫力の向上
・抜け毛予防

上記メリットの中で効果が大きいものは免疫力向上と便秘予防です。
妊娠中は赤ちゃんをお腹の中で成長をサポートするためにプロゲステロンと呼ばれるホルモン分泌が活発に働きます。そのプロゲステロンは便秘の原因を呼び起こす働きもしてしまいます。
もずくは、水溶性食物繊維が多く含まれています。水に溶けやすく腸内環境を整える効果があるので、便秘の改善が見込める点も大きなメリットです。

 

もずくの過剰な食べすぎには注意

ここまで紹介した内容を見ていただければ、妊娠中もずくを食べることはいいことだと思っていただけたでしょうか。
一点もずくについて、注意していただきたい内容があります。
注意していただきたい点は、生もずくを食べ過ぎてしまうことです。

生もずくを食べ過ぎてしまうことで、ヨウ素という成分を過剰に摂取してしまうので注意が必要です。
ヨウ素は、甲状腺ホルモンに含まれている成分の一つです。甲状腺ホルモンは、身体の成長や代謝に関与し、神経系や消化器系など、身体のさまざまな
機能に影響します。
厚生省が公式に発表している内容で、妊娠中の方が摂取していい1日のヨウ素は2,200ヨード(μg)です。

実際もずくに入っているヨウ素はどのくらいでしょうか。
もずくに入っているヨウ素は100グラムあたり140ヨードなので、過剰にもずくを食べなければ問題ないです。
もずくは、よくスーパーで3パック1セットで陳列されています。もずくの一日に食べていい量は、1〜2パック程度が理想の量です。

 

まとめ

もずくは妊娠中に食べても大丈夫なのか。について解説しました。
結論、もずくは妊娠中に食べても問題ないです。と、言うよりもずくを食べた方がメリットは多いです。
しかし、もずくは過剰な食べすぎによって、人体のさまざまな臓器に悪影響を及ぼす可能性があります。
原因はもずくに含まれている「ヨウ素」です。
特に、もずくにヨウ素が多く含まれてはいないのですが、もずくを食べ過ぎてしまうとヨウ素も同様多く摂取してしまうため、一日もずく摂取上限を決めると良いでしょう。
もずくは赤ちゃんの成長をサポートする働きと便秘改善の効果があり、妊婦さんの身体に必要な栄養素をたくさん含まれていますので、もずくの摂取量を上限し、妊娠中の食生活に生もずくを取り込んでみてはいかがでしょうか。

 
一覧へ

CATEGORYS

Copyright© 島酒家 All Rights Reserved.